脱け殻備忘録

日記、雑記、感想、創作とか色々。

洋画 Sevenを見ました

デヴィッド・フィンチャー監督の映画「seven」のネタバレがあります


「なんの事前情報も得ずにレンタルの陳列棚で題名とパッケージ裏の説明だけ見て映画を借りる」という遊びを時折しているのですが、その第2段で見た映画の感想まとめです。(第1段の感想まとめはまだ作ってません)
ちまちま数日に渡って個人的にメモしていたのをひとつにまとめたものになります。そのため文体がぐちゃぐちゃで、話が飛び飛びです。感想しか言っていないので映画を見ないと何をいっているかわからないと思います。
ブログにのせるために書き足したり削ったり補足[この括弧]を入れたりしています。


ちょいちょいパンク侍について言及していますが貶したいとかそんな意図はないです。二ヶ月ぐらい前に見たパンク侍がまだ頭に残っているだけなんです。



【見た当日】
サスペンス(?)でえぐかった。とてもグロい。
カーチェイス(カーチェイス?)(道路に出て追いかけるシーン)とか、銃撃戦で相手の弾が当たりそうになるシーンとか、はらはらして終始心臓に悪かった。怖かったしグロかった。あとめちゃめちゃ後味が悪い。
慣れない映画は見るべきではないのでは……?(今回もパッケージと裏の説明文だけみて借りた)(パンク侍で懲りたはずなのにまたやった)
[『パンク侍、斬られて候』という映画が第1段でした]


最後のシーンはなんてひどいことするんだ!っていう感じだったんですけど、メンタルがやられかけ始めた辺りから最後の方まで時折パンク侍のこと思い返していたので事なきを得た(かったんだけどショックがだいぶでかくてプラマイマイぐらいの精神状態だった。パンク侍では相殺しきれなかった……)
後味がほんとに悪かった……………けど好きな人は絶対好きだろうな…………………………………という感じでした。これ刺さる人には刺さる映画だ。


まさかパンク侍にメンタル救われることがあるなんて誰が想像した?わたしもしなかった。悪夢みると思ったもん見た当初は。


あんまり洋画を見ないので比較ができないんですけど小物とか背景(?)の作り込みがすごい!と思いました。最初に起きる事件の現場で言えば薄暗くて大量のものがごちゃごちゃ置いてあるところが雰囲気があって怖かったです。
幽霊や脅かし系じゃないので一人でも見られた。本当に怖いのは人間系の映画だった。それはそれとして怖いけど現実離れした感じだったから見れたのかもなと思いました。


いやー本当に本当に後味が悪かったです。とても。
本当はITとかシャイニングとかゴーンガールとかエスターとか13日の金曜日とかそういう感じのホラーがみてみたいなと思って(尚ホラーは苦手)洋画コーナー漁ったんですけど借りたのがこれですよ。まずホラーじゃねえ。
[本当は『事前情報なにもなしで映画見る』はパンク侍が最初で最後のつもりだった]
まあサスペンスっぽいしおそらく血とかは出る!とおもって見始めたんですけどまさかこんな……………こんなに………………?ってなりました。血どころかですよ。それどころじゃない。
[普通に内蔵出てきた。もしかして洋画ってこういう感じの描写普通に出てくるんですか?]
もしかしてこれホラーじゃなくサイコホラーに分類されるんだろうか…………?犯人がやばかったもん……サイコパスだったもん……
[見終わったあとに調べてみたところこの映画どうやらサスペンス・スリラーだそうです]


いま調べたけどsevenて有名なんだな………
[映画は昼に見た。これは夜の発言]



【次の日】
一晩たってからも考えたんですけど、最後のところの撮影場所というか場面設定というか。何て言えば良いのかわからないけど、ミルズ刑事が犯人を撃ち殺すシーンの背景(?)。あの場面は高圧線が立ち並ぶ荒野で、犯人とサマセット刑事とミルズ刑事三人しかいない、部外者は望遠鏡越してなければ見れないような場所じゃないと駄目だったんだろうなと思いました。あのシーンにぴったりな場所だったとおもう。
[いま思ったけど犯人は二人がマイクつけてくるのを見越してたんだろうか]


ミルズ刑事が階段で記者に怒ったところで 血気盛んというかちょっと怒りっぽくないですか?とは思ったんだけどもしかしたら憤怒の伏線だったのかな……。


まさか計画変更ってあそこでミルズ刑事と会ったから標的変えた?いや一年前から周到に準備してる犯人がそんな行き当たりばったりに標的変えるわけないか……。
まさか犯人が自分のこと嫉妬だと思って死のうとしてるとか思わなかった。どちらかというと傲慢では?人を裁こうとするな。
トレイシーさん巻き込まれじゃん……………………子供目一杯甘やかすんではなかったんですか…………?
一番の被害者ミルズ刑事じゃん……………やめて……(メンタルがやられる音)
映画について調べたらなんかサマセット刑事が犯人を撃ち殺すっていう没案もあったそうですね ……?どこかに『サマセット警部が撃ち殺してたらこんなに鮮烈に記憶に残る映画にはならなかったのではないか』というようなことがかかれていたような気がするけど確かにその通りだとおもう。ミルズ刑事が撃ち殺したからこその後味の悪さ………………彼は犯人に負けたんだな…………。
[このどこかってたぶん映画の紹介サイトか何かだったと思うんですけど見たときはまさかブログ書こうと思うなんて考えもしなかったのでどこで見たのかわからないです]



【2日後】
やばい……一昨日見てからずっとsevenが頭のすみにある……何の気なしにやばい映画を見がち……。
あのさーーー中盤のミルズ夫妻との団欒……あれあのエンディングになるのにあのシーン入れるのはずるいよ……絶望が際立つもん……………。


なんか見てる途中と見終わった直後はうわーーーーーーーぐろい!って感じてたんだけど見終わってしばらくするとエンディングのインパクトが強すぎてあんまりグロさはあとを引かないなと思いました。
本当にすごい映画を見てしまったな…………?



【3日後】
ミルズ刑事、自ら望んで殺人課に入ったんだもんなと思うと…………………。
犯人どこから仕組んでたんだろうな……?怒りっぽくて家庭持ちかつ正義感の強い刑事とかいくらでもいるはずなのに……。いやもしかしてみんなサマセット刑事みたいに疲れ切っててミルズ刑事みたいな人は珍しかったんだろうか……?


まあ大喰らいの巨漢も強欲な弁護士もプライドの高い女優も探せばいくらでもいるだろうし、売春婦も密売人も探すだけいそうだし、正義感の強い刑事がいるところだったらどこでも良かったのかな……?それともミルズ刑事じゃないとだめだったんだろうか……。どうなんだろうな……。


ほんとにあの最後のシーンが頭から離れないもん……
ミルズ刑事は正義感が強く描かれてるからあそこで犯人に負けてしまったのが後味悪いな……と思う……。
でもミルズ刑事の感情もわかる 本当にどうしようも無い最後だった……………。


seven見たの数日前って信じられないな………………………………?昨日見た気がする……。



【4日後】
まだsevenの最後を引きずっている……映画のストーリーをここまで引きずったのはじめてなんですけど…………?


暴食の被害者の胃から冷蔵庫の下のプラスチックの床材が出てきていたけれど、あれは犯人がわざと食べさせたんだろうか。
理由はわからないけどもしかしてすぐに七つの大罪をモチーフにしてるって気づかれ無いようにして警察をおちょくるため?



映画監督と脚本家が本当にすごい映画だった。
おすすめできるかと言われたらわたし個人としては(グロさ的な意味で)きつめだったし、最後のシーンがだいぶ人を選ぶと思うので軽々しくおすすめはできないけれど、話の流れとか舞台の選び方とかの魅せかた(表現あってるのか?)がすごかったのでそういうのが平気な人にはおすすめしたいなと思いました。
とてもよかったと思います。



今回の教訓
「私はどうやら視覚に訴えてくるグロはだめ」

現場からは以上です!すごい映画だった!
ふと思い立って四日目に記事を書き始めたはいいのですが、感想だけで創作の(わたしの作品のなかでは)長めの作品より文字数多いことにびっくりしています。すごい作品はやっぱりすごいんだな……。最後の方だんだん語彙がふにゃふにゃになってしまっている……。